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令和4年10月度 定例交流会のご報告

平素は当会の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

10月16日(日)(午前10時から12時)家族会すだちの10月度定例会を障がい者交流プラザ3階OA研修室で行いました。

会員参加者は、南川先生と当事者6名とその家族らで合わせて14名(ZOOM参加6名)でした。

10月の家族会開催予定場所は2階会議室でしたが、そこはWi-Fiが利用出来ず、ZOOMが使用出来ないことが発覚し、急遽3階OA研修室に会場を変更しました。

 

本日は認定社会福祉士の高橋美和さんによる成年後見人制度や高次脳機能機能障がい患者への社会福祉制度についてお話をしていただきました。

成年後見人制度とは家庭裁判所によって選任された後見人が認知症などで判断能力が不十分になった方の財産を保護するための制度であることまた、後見人の役割など詳しくわかり易く具体例をあげて中身の濃いお話をしていただきました。高齢者の方、精神障がいのある方、知的障がいのある方など判断能力が十分でない方や、日常生活において契約や金銭管理など判断能力に不安のある方が利用できる「日常生活自立支援事業」が紹介され、続いてどのような福祉サービスがあるかを知りそういった制度をうまく使うことが大事であること。との説明がありました。

 

質疑応答では

家庭裁判所への後見人の申立てについての手続きとか費用について、また任意後見人制度についてや後見人は交代できるかとか後見人に支払う費用はどのくらいか、など質問がありそれぞれ詳しく説明いただきました。

また、ふれあい健康館3階に徳島市社会福祉協議会の事務所がありますので気楽にご相談にお越しくださいとのことでした。

なお、本日の講演内容について詳しく書かれている徳島県社会福祉協議会発行の「とくしまいいサポート」、徳島市発行の障害者福祉ガイドブック「「ふれあい」の冊子を数冊頂いており家族会事務所に保管していますのでご利用ください。

 

その後「自立とは依存先を増やすこと」という障害を持つ東大准教授の言葉が紹介されました。

「自立とは依存しなくなること」ではなく、「依存先を増やすこと」により多くのものに依存をしているにも関わらず「私は何にも依存していない」と感じられる状況こそが、「自立」と言われる状態なのであると、また、「自立」とは「依存」の反対語であると言われがちですが、人は実際、物や人などの様々なものに依存しないといけない生き物なのです。
「依存をしない」ことが自立なのではなく、多くのものに薄い依存をすることにより、1つを失ってもやっていけるような状況が、本来の自立のあり方なのです。と熊谷晋一郎氏は言っています。

 

さて、来月11月の定例会ですがみかん狩りとか外での活動を取り入れたらどうかと考えております。後日役員会を開いて詳細が決まりましたらLINEおよびホームページ等でお知らせしいたします。

最後に、南川先生には講師の手配やZOOmの発信また、ZOOmのカメラ移動など大変お世話になりました。本当にありがとうございました。これからも家族会のためご指導のほどよろしくお願いいたします。