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美馬保健所高次脳機能障がい交流会に参加して
10月20日(日)10時から美馬保健所にて高次脳機能障がい交流会が開催された
南川先生と美馬保健所からは課長さんや國見主事他と徳島保健所とか当事者やその家族ら合わせて20数名ほどの参加がありました。
家族会すだちの会員の参加は賛助会員を含め7名でした。
南川先生の ”高次脳機能障がいってどんな障がい?
~症状と対応について” の講演がありました
損傷を受けた脳細胞はリハビリにより元には戻らないが、代替えする脳細胞がその働きを補うという説明を受けた
絵で表された脳地図により脳のなかの障がいの起った場所の違いにより障害の種類が異なるのがよく分かった
また、記憶や注意障がい、遂行機能や社会的行動障害など具体例をあげて説明され大変分かり易かった
それから易疲労性(精神的に疲れやすいこと)、意欲発動性の低下(自分から何かを始める、動く、発想することができない)などこれらの症状と対応についてお話があり、我々家族とか周りの人たちの高次脳機能障がい者に対する対応として、当事者の出来ないことや障がいのもたらす負の行動に対して、今まで以上に理解を示さなければならないと反省しました(障がいのある当事者に対して今まで出来ないことや行動が遅かったりした時に安易に怒ったりしていた)
交流会においては①当事者として(家族として)の困りごと
➁高次脳機能障がいからくる症状への対応で大事にしているマイルール
③これからしたいこと
これらにつき当事者グループとその家族2グループに分かれてそれぞれグループごとに意見の交換がなされた。
当事者の困りごととして出かけるとき家族に負担をかけたくないが交通手段が少ない
大事にしていることとしては趣味を持ちストレッチやマラソンなど体を動かすなど
これからしたいことはマラソン大会参加、全国の皆さんの話が聞きたいなどまた行政や医療関係者にもっとこのような会に参加していただき実情を知ってほしいなど意見が出された
家族としては当事者の行動を叱ってしまう、相談に対応する病院が限られる
3級では自己負担が多い、障がい者の雇用枠は狭き門であるとか、
マイルールとしては怒らせないような声掛けする、ものを置く位置とかこだわりの強さへの理解が必要であるなど意見が出された
また、障がいがあっても得意なことを伸ばしてもらえて本人たちができる仕事を県や市町村で作ってほしいなどがあった
当事者、家族それぞれにおいて活発な意見が出されそれぞれの持つ悩みやこれからのことについて共有されたのではないかと思います
美馬保健所の方々にはご多忙にもかかわらずこの有意義な交流会を開催頂きありがとうございました
これからもご指導のほどよろしくお願いいたします
追記
11月10日(日)に第18回徳島高次脳機能障がいリハビリテーション講習会が開催されます
申し込み締め切りが11月1日(金)となっております
参加を希望される方は下記の要領で申し込むかこのURLでの申し込みをお願いします
https://forms.office.com/r/xC5NNBX2Zx
家族会会員の方も参加人数確認のため申し込みをお願いします
家族会のLINEでも参加申込が可能です